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落橋防止装置のご紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落橋防止装置の設置完了 

  

本工事は和歌山県のある自治体により発注されたもので、川に架かる橋に「落橋防止装置」を設置したものです。 

落橋防止装置には「せん断ストッパー」と「緩衝チェーン」があります。せん断ストッパーは橋桁と鋼製ブラケットの間の装置のことで、橋桁の方向とは直角の揺れに対応します。緩衝チェーンは鋼製ブラケットと橋桁を繋いでいるチェーンのことで、橋軸方向(橋桁方向)の揺れに対応します。チェーンを覆っている黒い強化ゴムが揺れを吸収します。この2種類の装置で、大地震の際の橋桁の落下を防止し、住民避難時の道路網遮断を回避します。 

この工事のポイントは、鋼製ブラケットを橋台に取り付けるために橋台に穴を開けてアンカーボルトを設置する際、橋台コンクリートの中の鉄筋を傷つけないよう、事前の綿密な鉄筋調査を行うことです。